【NV350キャラバン】PIVOTクルコン・スロコンDIYで運転を楽に!取付け手順解説

こちらの記事では、NV350キャラバンへの「PIVOT オートクルーズ機能付きスロットルコントローラー」のDIY取り付け手順を徹底解説します。

純正では設定がないNV350にクルコン・スロコンを導入することで、長距離ドライブの足の疲労感を劇的に軽減し、出足のモタツキ解消や省燃費走行が可能になります。

本記事でわかること

クルコン・スロコンの基本:導入することで走りがどう変わるのか、それぞれの役割とメリット
必要なアイテム:NV350への取り付けるために用意すべき型番や使用ツール
取付手順:ナビ裏からの電源取り出し、ブレーキ・アクセルハーネスの割り込み接続方法
作業時間と費用:実際にDIY作業にかかった「時間」と「総費用」の目安

「電装系のDIYは配線が難しそう」「ペダル周りやナビ裏の分解が不安」という疑問や不安を、実際の作業写真や配線ポイントとともに解消できます。

快適な長距離ドライブ・車中泊旅の環境を作るために、ぜひ作業前のガイドとしてご活用ください!

目次

運転をアシストするクルコン・スロコン

クルーズコントローラー(クルコン)とは

クルーズコントローラー(またはオートクルーズ機能)とは、アクセルペダルを踏み続けなくても、車が自動で指定したスピードを維持して走ってくれる機能です。

高速道路などで「100km/h」と設定すれば、足をペダルから離してもずっと100km/hで走り続けてくれます。

【主なメリット】
足が圧倒的にラク:長距離運転時の右足の疲れが激減します
低燃費:無駄なアクセルのオンオフがなくなり、燃費が良くなります

速度を落としたい時は、ブレーキを踏むだけで即座に解除されるため安全です。長距離ドライブの負担を劇的に減らしてくれる、快適装備の代表格です。

スロットルコントローラー(スロコン)とは

スロットルコントローラーとは、アクセルペダルを踏んだときの「エンジンの反応スピード」を自由に変えられる電子パーツです。

【主なメリット】
レスポンス向上(スポーツモード): 少し踏むだけでスッと加速し、高速の合流や上り坂が快適に
省燃費(エコモード): あえて加速を緩やかにし、街乗りでの無駄なガソリン消費を抑えます

ボタンひとつで「キビキビ走る車」にも「燃費重視の車」にも性格を変えられる便利なアイテムです。

使用したアイテム

NV350キャラバンにクルコン・スロコンを導入するにあたって、以下のアイテムを使用しました。

・PIVOT 3-drive αx (3DA-X)
・TH-5A(アクセルハーネス)
・BR-3(ブレーキハーネス)

なお、車種ごとに必要なハーネスの品番は異なるので、事前に確認するようにしましょう。

個別に買うこともできますが、この3つがセットになっている製品を購入するとお得です。


その他、作業手順でも紹介しますが、以下のアイテムを作業の際に使用しました。

施工した車両

実際にNV350キャラバンに施工をしましたので、こちらの車両をベースに説明を進めていきます。

【車両スペック】
・車種:日産NV350キャラバン(E26型)
・年式:2020年
・乗車定員:5人

作業手順

それでは具体的な作業手順について、ひとつずつ説明をしていきます。

配線の下準備

アクセル用のハーネスはすべてカプラーがついているので事前準備は不要ですが、ブレーキハーネスはギボシ端子の箇所があるので、ここに関して事前に接続をしておきます。


PIVOT本体に入っている、ブレーキハーネス用のケーブルと接続します。

ブレーキハーネスには4本のギボシ端子付きの線がありますが、NV350キャラバンの場合は白と黒の線を使用します。

付属の説明書がありますので、自分の車の場合、どの線を使用することになるか確認しましょう。


ひとまず、配線の下準備はこれだけです。

ユニットに対しては下のように各配線が取り付くのですが、車両に取り付けるまえにつけてしまうと取り回しが大変になるので後にします。

インパネサイドカバー外し

運転席側のドアを開け、インパネの右側面にあるサイドカバーを外します。


爪がかかっているだけなので、取っ手の部分に手をかけて引っ張ると簡単に外れます。


サイドカバーを外すと、インパネの中が見えるようになります。

インパネロアカバー外し

次に、運転席足元にあるインパネロアカバーを取り外していきます。


1か所、ネジ留めしてあるので事前にこちらを外す必要があります。

少し見づらいですが、トルクスネジで留まっています。


ネジを外したら、この隙間に内装剥がしをいれてパネルを引っ張ると外すことができます。


爪で数か所留まっているだけなので、そこまで力がいらず簡単に外すことができます。

ナビ取り出し

ナビ裏の配線にアクセスする必要があるので、ナビの取り外しを行います。

安全のため、ここから先はすべての作業が完了するまでバッテリーのマイナス端子を外しておきましょう。

事前に画面をCD取出し時の横倒し状態にしておくことで、スペースができて楽にナビパネルを取り外すことができます。


下側3か所に爪がかかっており、そこを外すと上側のヒンジ状になっている部分は簡単に外れます。


ナビは左右2か所ずつをネジで固定されているので、すべて取り外します。


ネジがとれたらナビは取り出すことができるので、ナビ配線を奥から引き出します。


ナビ裏はこのように多くの配線がつながっています。

このあと、ナビ裏の車速センサーケーブルに配線加工をしていきます。

ナビ裏配線

下の図にあるように、車速センサーケーブルにオレンジ線を取り付ける作業を行います。


まずは運転席の足元から、配線ガイドを使ってナビ裏までオレンジ線を引っ張りあげます。


私の車両ではナビのピンク線が車速センサーだったため、そこに付属のカットギボシを使用して取り付けました。

ナビの種類によって車速センサーのケーブルの色が異なる可能性があるため、ナビの説明書を見るなど確認が必要です。

なお、PIVOTの説明書にはエレクトロタップを使用せずに、カットギボシを使用するか半田付けをするかのどちらかにするよう指示がありました。


ケーブルを接続したあとは、テープを巻いて絶縁処理をしておきました。

このナビ裏配線作業が完了したら、ナビは外したときと逆の手順で元に戻しておきましょう。

ブレーキハーネス接続

下の図にあるように、ブレーキハーネスの割り込み配線をしていきます。


ブレーキペダルの奥を見ると、カプラーがあることが確認できます。

上側のカプラーに、ブレーキハーネスを割り込み配線していくことになります。


作業をするにあたって、ステアリングコラムロアカバーが邪魔になるので取り外します。

3か所ボルトで留まっているだけなので、ボルトを外せば簡単に取り外せます。


ブレーキブースターがあるので、このままの状態でブレーキのカプラーを外すのはスペース的に難しいです。

そこで、カプラーの先のコネクタごと取り外します。

およそ30度ほど半時計まわりに回転させると外すことができます。

コネクタが外れたら、カプラーを取り外します。


ここに、事前に用意していたブレーキハーネスを接続します。

この状態で、コネクタを元の位置に取り付けます。

外した車両側のカプラーを、接続したブレーキハーネスに取り付けます。


これにより、ブレーキハーネスを割り込み配線することができました。

アクセルハーネス接続

続いて、下の図にあるようにアクセルハーネスの割り込み配線をしていきます。


アクセルペダルの奥を見ると、カプラーがあることが確認できます。

このカプラーに、アクセルハーネスを割り込み配線していくことになります。


このカプラーに関しては、爪を押しながら上に引き上げるような形で、片手で簡単に外すことができました。


ここにアクセルハーネスのオス側を接続します。

メス側も同様に、アクセルペダルのカプラーに接続しました。


これにより、アクセルハーネスを割り込み配線することができました。

メインユニット設置

割り込み配線後、ブレーキハーネスとアクセルハーネスのカプラーを手前に引き出しておきます。

これらをメインユニットに接続し、あわせてコントローラーとレバースイッチの配線もユニットに接続します。


各配線を接続したあと、両面テープを使用してユニットをインパネロアカバーの邪魔にならないところに取り付けます。

インパネロアカバーやステアリングコラムロアカバーを元の位置に戻します。

ここまでできたら、バッテリーのマイナス端子も元に戻して問題ありません。

コントローラー設置

コントローラーは、メーターの前のこちらのスペースに両面テープで貼り付けをしました。

触ってもぐらつくことなく、しっかり取り付いています。


この位置であれば運転中もメーターの邪魔になることなく、コントローラーに表示される数字もはっきり見えます。

レバースイッチ設置

ウインカーレバーの下側に、両面テープで取り付けをしました。

この位置であれば運転しながらでもスイッチの操作が可能で、かつ外れるような気配も全くありませんでした。

チロル

しっかり脱脂を行い、強力な両面テープで取り付けるようにしましょう。

車速パルス設定

私のNV350キャラバンにおいては、「パルス2」の設定で問題ありませんでした。


ちなみに説明書には、車速信号の図番号によって車速パルスが異なるとありました。

試運転をして、うまくオートクルーズが機能しなかったらパルス数を変更するようにしましょう。

かかった時間と費用

作業にかかった時間

作業時間はトータルでおおよそ4時間かかりました。時間の内訳は以下のとおりです。

【時間内訳】
・配線の下準備:0.5時間
・インパネサイドカバー外し:0.2時間
・インパネロアカバー外し:0.2時間
・ナビ取り出し:0.5時間
・ナビ裏配線:0.5時間
・ブレーキハーネス接続:0.5時間
・アクセルハーネス接続:0.5時間
・メインユニット設置:0.2時間
・コントローラー設置:0.2時間
・レバースイッチ設置:0.2時間
・車速パルス設定:0.2時間

作業にかかった費用

作業にかかった費用はおおよそ38,000円となりました。そのおおまかな内訳は以下のとおりです。

・PIVOT 3-drive・αX (3DA-X) ハーネス付き:36,000円
・両面テープ:1,300円
・絶縁テープ:400円

まとめ

本記事では、NV350キャラバンへの「PIVOT オートクルーズ機能付きスロットルコントローラー」のDIY取り付け手順を解説しました。

配線はカプラーで接続できるものが多く、作業の難易度としてはそれほど高くありませんでした。

一方で、高速道路を巡行走行する際にアクセルから足を離せるようになるなど、運転時の疲労を大きく軽減してくれる便利なアイテムなので、興味があればぜひDIYに挑戦してみてください。

チロル

本記事が、キャンピングカーDIYに興味がある人にとって少しでも有益になれば嬉しいです。

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