こちらの記事では、自作キャンピングカーのDIYにかかった総製作時間と費用をまとめて公開します。
どの工程にどれくらいの時間がかかったか詳しく紹介していますので、これからキャンピングカーDIYを始める方や、キャンピングカーの自作に興味がある方の参考になる内容となっております。
本記事を読んでいただければ、キャンピングカー自作のイメージを掴んでいただけると思いますので、ぜひ最後まで見ていってください。
チロルこの記事は以下のような方におすすめ!
・キャンピングカー自作に興味がある
・キャンピングカーDIYにかかる時間や費用が知りたい
DIY前後の比較
まずはじめに、キャンピングカーDIYでどのように変化したか概要を紹介します。
ちなみにベース車両は日産キャラバン(E25系)です。


詳しくはこの後の製作工程で紹介しますが、このキャンピングカーDIYで実施した作業は以下です。
・外板塗装
・防振/断熱施工
・内装板張り
・エアコン取り付け
・ソーラー/メインバッテリー充電システム構築
・ベッドキット製作
・収納製作
・電気配線
キャンピングカーDIYは、実際にどのような施工をするかによってかかる時間や金額は大きく変わってきます。
本記事では、各工程にかかった時間や金額の目安を記載していますので参考にしてみてください。
製作工程
窓埋め
窓埋めをしたい箇所に、カットしたプラダンをはめ込みます。


はめたプラダンの上に、アルミ断熱シートを貼ります。
その上に、湿気が入り込んで剥がれないよう強力なテープをまわりに貼り付けたら、窓埋め作業は完了です。


窓埋め作業をしたあとに外から見てみると、プラダンで塞いだ窓は真っ黒になって中は全く見えなくなります。
この状態だと中で電気を点けていても、明かりが透けたり隙間から漏れたりすることもありません。


こちらの工程について、詳細は以下の記事で紹介しております。
詳しい内容に興味がありましたら、こちらをあわせてご確認ください。


外板塗装
外板塗装は、刷毛やローラーを使って手塗りで行いました。
今回は、白色のキャラバンにビスケット×マットブラックの塗装をしました。
【塗装前】標準ホワイトカラー


【塗装後】ビスケット×マットブラック


塗装作業を進める前に、足付けのために電動サンダーを使用してやすりがけをします。


不要な箇所に色がつかないよう、マスキングテープを貼って塗装をします。
下の写真は1度塗りの状態ですが、3度塗りまでするときれいな仕上がりになります。


ホイールやグリルはスプレー塗装をしました。


ビスケット×マットブラックの部分も、スプレー塗装をした箇所も手塗りながらきれいな仕上がりとなりました。


こちらの工程について、詳細は以下の記事で紹介しております。
詳しい内容に興味がありましたら、こちらをあわせてご確認ください。


床張り
床張り作業をする前に、まずは床のカバーをはがし、パーツクリーナーできれいにしていきます。


木枠を組んで両面テープで貼り付け、その間にスタイロフォームを隙間なく敷き詰めていきます。


その上にベニヤ板を敷いて、木枠とビス留めをします。


クッションフロアを敷き、ベニヤ板にボンドで固定したら床の完成です。


こちらの工程について、詳細は以下の記事で紹介しております。
詳しい内容に興味がありましたら、こちらをあわせてご確認ください。


天井張り
天井張り作業をする前に、天井のカバーをはがし、パーツクリーナーできれいにしていきます。


車内の振動や騒音を抑えるために、制振材をルーフ全体に貼り付けていきます。


その上にアルミ断熱シートを貼り付けます。


さらに断熱性能を高めるため、断熱材を入れていきます。
その際、先に天井羽目板を1、2本取り付けておくと、ルーフパネルと羽目板の間に断熱材を保持できて作業がスムーズに進みます。


最後に、事前に塗装しておいた天井羽目板を取り付けて完成です。


こちらの工程について、詳細は以下の記事で紹介しております。
詳しい内容に興味がありましたら、こちらをあわせてご確認ください。
【天井の防音・断熱工程】


【天井板の加工や塗装】


横壁張り
車内の振動や騒音を抑えるために、制振材を貼っていきます。


横壁の土台となる板を、車体に打ち付けていきます。


窓埋めした部分に大きな空間があるので、断熱材を入れていきます。


塗装をした羽目板を、土台板にビス留めしていきます。
車体に余計な傷をつけないよう、ビスの長さは羽目板と土台板の厚さを考慮して必要最低限のものを使用します。


こちらの工程について、詳細は以下の記事で紹介しております。
詳しい内容に興味がありましたら、こちらをあわせてご確認ください。


エアコン取り付け
室内機を分解して、排水性能を向上させるための傾斜板を取り付けます。


改造を施した室内機を、横壁にビス留めして固定します。


室外機ユニットを、コンプレッサー、コンデンサー、ファンの3つに分解します。
基本的にすべてボルトを使用して接続してあるだけなので、簡単に分解することができます。


分解したコンプレッサー、コンデンサー、ファンを車の下に取り付けていきます。
部品をそのまま直接車体に取り付けることはできないので、L字アングルやコの字アングルなどを駆使して土台を製作し、その土台を介して室外機部品を車体に取り付けます。


室内機と室外機の設置が完了したら、それらを繋ぐホースを配管していきます。
室内機は車室内、室外機は車室外に取り付いているので、車室内外をつなぐ貫通穴をあけてホースを配管する必要があります。


下の写真は、車下に穴をあけてホース類を車室内へと通している様子を写したものです。
あけた穴は、発泡ウレタンなどで埋めておきましょう。


配管まで完了したら、エアコンに冷媒ガスを充填していきます。
作業の流れとしては、まず配管内を真空引きしてそのあとに冷媒ガスを注入していく、といった順序になります。


こちらの工程について、詳細は以下の記事で紹介しております。
詳しい内容に興味がありましたら、こちらをあわせてご確認ください。


ソーラーパネル取り付け
ソーラーパネルにはフレキシブルタイプを採用し、接着剤とボルト締結を併用して取り付けました。


ソーラーパネルのケーブルは、リアライトの内側を通し、その中にあるグロメットを通して車室内に引き込みました。




こちらの工程について、詳細は以下の記事で紹介しております。
詳しい内容に興味がありましたら、こちらをあわせてご確認ください。


収納ボックス製作
ソーラーパネルやエアコンなどの配線が雑然としている状況を解消しつつ、収納スペースを確保するために収納ボックスを製作しました。


ボックスを組み立てる際は、L字ブラケットを使用して丈夫なつくりにし、利便性を向上するためにコンセントの埋め込みも行いました。


結果として、配線は隠れ、荷物収納やコンセントを確保することができました。


こちらの工程について、詳細は以下の記事で紹介しております。
詳しい内容に興味がありましたら、こちらをあわせてご確認ください。


ベッドキット製作
ベッドの土台部分を製作していきます。
体重をかけても壊れることがないよう、L字ブラケットを要所に使用しています。


続いて、展開機構つきの椅子を製作していきます。
展開時に板同士がこすれるような箇所はフェルトを貼っておくと、木の摩耗を防ぎつつなめらかな展開を実現することができます。


折れ脚金具を使用して、折りたたみ可能な机を製作しました。
折りたたんだ机は下の写真のように、コンパクトにまとまります。


クッションマットは、木の板にクッションと生地を張り付けて製作しました。


ベッドキット完成後、ベッド展開前は中央に机があり、それを挟んで向かい合うように椅子がある状態となります。
机の奥にはあぐらをかいたり、横になったりできるフラットなスペースができました。


ベッド展開をすると、およそ1250×1900のフラットな就寝スペースができます。
大人二人でも余裕をもって就寝できる広さとなりました。


こちらの工程について、詳細は以下の記事で紹介しております。
詳しい内容に興味がありましたら、こちらをあわせてご確認ください。


電気配線
快適な車中泊仕様とするため、以下のような電気配線を採用しました。


ちなみにここでの「快適な車中泊」というのは、以下のようなことを想定しています。
・ソーラーパネルで貯めた電力で、電化製品を不自由なく使用できる
・緊急時にはメインバッテリーから走行充電することもできる
・冷蔵庫、電子レンジ、電子ケトル、IHを使って調理ができる
・ドライヤーやヘアアイロンなどを使って身だしなみを整えられる
・暑い日にはエアコンをつけて涼むことができる
・就寝前には天井ライトのトーンを落としてリラックスできる
・アプリやモニターで電力の残量や充電状況を管理できる
・電力に異常が起こってもヒューズに守られ火災の心配がない
一方で、電気配線後は機器とケーブルが乱雑で足の踏み場もなかったため、配線収納ボックスを製作しました。


このボックスのなかに、サブバッテリーや、走行充電器、インバーターやそれに付随する各種配線やヒューズが収められています。




ソーラーパネルだけでなく、メインバッテリーからの走行充電もできるよう施工しました。


こちらの工程について、詳細は以下の記事で紹介しております。
詳しい内容に興味がありましたら、こちらをあわせてご確認ください。
【電気配線図】


【配線収納ボックス製作】


作業にかかった時間と費用
かかった時間
作業時間はトータルでおおよそ170時間かかりました。時間の内訳は以下のとおりです。
【時間内訳】
・窓埋め:5時間
・外板塗装:10時間
・床張り:10時間
・天井張り:34時間
・横壁張り:14時間
・エアコン取り付け:45時間
・ソーラーパネル取り付け:7時間
・収納ボックス製作:13時間
・ベッドキット製作:22時間
・配線収納ボックス製作:11時間
かかった費用
作業にかかった費用はおおよそ150万円となりました。そのおおまかな内訳は以下のとおりです。
【費用内訳】
・車両:649,000円
・車両装備品:411,000円
・道具:114,000円
・木材:67,000円
・電装品(ケーブル類):63,000円
・防音・断熱材:56,000円
・塗料:35,000円
・鋼材:17,000円
・その他(消耗品、メンテナンス、諸経費):99,000円
まとめ
本記事では、自作キャンピングカーのDIYにかかった製作時間と費用について紹介をし、製作時間は170時間、費用は150万円という結果になりました。
キャンピングカーを自作することはそれなりに労力がかかって大変であるものの、市販のキャンピングカーと比較して大幅に費用を抑えて作り上げることができました。
また、キャンピングカーを製作すること自体がかけがえのない経験となりますので、興味がある方はぜひ本記事を参考に挑戦していただければと思います。



本記事が、キャンピングカーDIYに興味がある人にとって少しでも有益になれば嬉しいです。
