【キャンピングカー天井】天井板の塗装

つくり方

こちらの記事では天井に張る板の塗装について紹介したいと思います。きれいな仕上がりにするためにはいくつか重要なポイントがあるので、記事内で詳しく紹介していきます。車内の見栄えを左右する天井板の塗装なのでポイントを押さえながらきれいに仕上げていきましょう。

完成形

こちらが塗装をした天井板の写真です。塗装をしたことで、光沢がありきれいな天井にすることができました。
天井はシックな色合いで壁を白色にしたかったので、今回はマホガニーという色の水性ニスをチョイスして天井板の塗装を行いました。

今回、塗料はこちらの商品を使用しました。0.7Lのものを購入しましたが、薄めに4度塗りする場合には余りすぎずちょうどいい量でした。

やすりがけ

塗装に入る前に板の表面をやすりがけしましょう。
特に天井板に使用する羽目板は表面がつるつるしているので、塗料が染み込みやすく密着性を向上させるために塗装前の研磨をおすすめします。(実は、この塗装前のやすりがけを私はサボってしまったのですが、そのせいで後ほど苦労することになりましたのでやすりがけは強くおすすめします!)

素地の研磨には240番ぐらいのサンドペーパーを使用するのがいいそうです。

やすりがけしたあとは、乾いた布か水を固く絞った布で表面をきれいに拭き取っておきましょう。

塗装前の準備

次に塗装に移っていくのですが、まずは塗料を缶からトレイに移しておきましょう。しごきネットがついていると余分な塗料を事前に落とした状態で塗ることができるので、しごきネットつきのトレイを用意しておきましょう。

あとは適度にしなりのあるハケ(ナイロンなどの人工毛のハケがおすすめ)を複数本用意しておきましょう。新しいハケを使用する際には、ハケを根本からしごいてゴミやとれている毛などを事前に落としておくようにします。

また注意点ですが、ニス塗りにはローラーは使用しないようにしましょう。ローラーを使ってしまうと塗膜が気泡でポコポコとしてしまいツルッとした仕上がりにすることができません。(私はローラーを使ってしまい、一部満足のいかない仕上がりになってしまいました。。)
広範囲を塗りたい場合はコテ刷毛という道具を使用するのがいいそうです。

参考までに、今回トレイは以下のものを使用しました。

塗装

塗装をしていく際は、ハケで木目に沿って薄めに塗っていくことを心がけましょう。
何度もハケを着けたりあげたりするとハケのあとが目立ってしまうため、ニスを塗る時はできるだけ一筆で端から端まで塗るのが理想なのですが、板の大きさ的にそれは難しいのでなるべくムラができないように広く薄く塗っていくイメージで作業していくといいと思います。

ちなみに塗装前にやすりがけをしないと、塗料が思ったようには染み込まず下の写真のようにまだら模様になってしまいます(しかもこちらの板に関してはハケではなくローラーで塗ってしまっています)。この状態で乾いてしまうと重ね塗りをしていってもまだら模様が残ってしまうので、塗装前にやすりがけをしっかりと行ったうえでハケで木目に沿って塗っていくことがきれいな仕上がりに向けて重要な手順となります。

乾燥

塗装が終わったら板を乾燥させます。その日の天候にもよりますが、2時間くらいは自然乾燥させておきましょう。乾燥の際には板を立てかけるなどすると思いますが、片側に液溜まりができないように気をつける必要があります。対策として、なるべく薄塗りをする、できるだけなだらかな角度で立てかける、など検討してみてください。

重ね塗り

塗料が乾燥したら、塗装表面をやすりがけしていきます。表面のざらつきを落とすことで、塗装を重ねた際にきれいな仕上がりになっていきます。

400番ぐらいのサンドペーパーで、軽く撫でる程度の力で研磨していきましょう。手で触れたときに凹凸がなくなり、さらりとした手触りになっていれば問題ありません。400番では研磨傷が気になるようであれば、より細かい番手を使用することも検討しましょう。

やすりがけが終わったら表面を拭き取り、再び同じ要領で塗料を塗っていきます。

重ね塗り完了

私の場合は上記の工程を繰り返し、最終的に4度塗りまでしました。
まだら模様や色ムラなどいろいろとトラブルはありましたが、重ね塗りをしていくことで板の表面にツヤと光沢が出てそれなりに満足のいく仕上がりとなりました。
適切なやすりがけや、正しいハケの使い方ができていれば2度塗り、3度塗りでも十分きれいな仕上げりにすることも可能と思います。

まとめ

こちらの記事では天井板の塗装について紹介をしました。塗装後の板をきれいな仕上がりにするためには以下の点がとても重要となります。

  • 塗装前にやすりがけを行う(素地の研磨には240番ぐらいのサンドペーパーを使用)
  • 塗装の際はハケで木目に沿って薄めに塗っていく(ローラーは使わない)
  • 塗料が乾燥したあとは400番ぐらい(場合によってはそれよりも細かい番手)のサンドペーパーで軽く撫でる程度の力で研磨する

以上の点に気をつけながら作業をすることで、きれいで満足の仕上がりにすることができると思います。少し難しい点もありますが、その分完成したときのやりがいも大きいのでぜひ挑戦してみてください。

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