【キャンピングカー天井】4万円でウッド調の車内空間を実現する天井DIYの方法

つくり方

こちらの記事では、自作キャンピングカーでウッド調の車内空間を実現するための天井板取り付け作業について紹介したいと思います。

実際の作業にかかった時間や費用の内訳も詳しく紹介していきます。

一言に板の取り付けといっても、事前に板の加工や塗装といった作業が必要になりますし、実際に取り付ける際の注意点や天井の見栄え向上の方法など多くのトピックがありますので、この記事ではそれらのトピックについてざっと紹介していきたいと思います。

各トピックにはそれぞれの作業内容を深堀りした詳細記事も添付してありますので、興味があればそちらも併せて確認してみてください。

施工前後の比較

もともと車両フレームがむき出しだった状態から、天井板を張りつけることで見た目が大きく変化しました。

機能性を向上させるために天井ライトを取り付けたり、天井板後端の見栄えを向上するためにクッションレザーを取り付けるなど、天井板を張りながら並行していくつか作業を実施したので本記事ではそれらについても紹介をしていきたいと思います。

作業手順

天井板の加工

まずは天井板の加工を行います。

天井板には羽目板を使用することできれいな仕上がりにすることが可能です。

羽目板は平坦な板を接ぎ合わせて連続して張ることができるため、仕上がりの見た目が美しく、隙間も密閉されるため断熱や防音効果も期待できます

ここでは以下のような加工を行います。

  • 長さ調整
  • 天井ライト取付用の丸穴あけ
  • 端部の斜めカット(見た目向上のため。詳細は以下の記事参照)

上記の加工作業の詳細は以下の記事で紹介していますので、興味があればこちらを参照してみてください。

天井板の塗装

次に、加工した板を塗装していきます。

水性ニスを使用して複数回重ね塗りをしていくことで板の表面にツヤと光沢が出てきれいな仕上がりにすることが可能です。

きれいな仕上がりにするためには番目の小さいサンドペーパーでやすりがけをしたり、塗装は木目に沿って薄めに塗っていくなどいくつかコツがあるので注意しましょう。

塗装作業に関するより詳細な内容は以下の記事でご確認いただけます。

天井の木枠づくり

天井板の取り付けに関して、車後ろ側の端部に目を向けてみると、リンフォース(天井左右にまたがる補強部品)がないため天井板の取り付く先がなく宙に浮いた状態となってしまいます。

このままの状態だと走行中に振動音が鳴ってしまいますし、最悪の場合この浮いている箇所を起点に天井板が破損してしまうことも考えられます。

そこで、リンフォースの代わりとなる天井板の土台を木枠で製作しました。

この木枠があることで天井板の後端部もしっかりビス留めすることができ、天井は頑丈な建付けで取り付けることができます。

木枠の具体的な製作方法は以下の記事で紹介しておりますので、興味があれば参照していただければと思います。

天井板のビス留め

天井板の塗装も完了し、取り付けのための土台も完成したらいよいよ取り付け作業に移ります。

天井板をビスで直接車体に留めていくことで、板はガタツキもなくしっかりと天井に取り付きます。

手順としては、まずドリルで下穴をあけたあと天井板越しにビスをリンフォースに直接打ちつけて固定をしていきます。

ビスを車体に直打ちする際には誤ってルーフを貫通しないように気をつけるのはもちろんのこと、車体の強度を確保するためにビスを打ち付ける場所にも注意が必要です。

それらの作業上の注意点や、車体に直接ビス留めするメリットなど、詳しい内容は以下の記事で紹介しておりますので併せてご確認いただければと思います。

天井ライトの取り付け配線

天井板の取り付け作業と並行して、天井板にライトを取り付けていきます。

事前にあけておいた丸穴に天井ライトをはめて、邪魔にならないよう配線を横側にのばして電源(サブバッテリー)につないでいきます。

ちなみに天井ライトは、6個を等間隔で取り付けると車内は明るすぎず暗すぎずちょうどいい明るさになります。

以下の記事ではこちらの取り付け作業の詳細はもちろんのこと、バッテリーまでの実際の配線や調光器の導入など細かい内容まで網羅しているので興味がある方は併せてご確認ください。

天井板端部の見栄え改善

天井板の後端まわりについて、特に加飾をすることなくそのまま天井板を取り付けるとリアエンドの見栄えが悪くなってしまいます。

そこで、リアエンドにクッション入りレザーを貼り付けることで見栄えを確保していきます。

天井板が張りっぱなしの状態よりも、クッションレザーがあるとより丁寧で上質な仕上がりと見た目になります。

クッション入りレザーの製作方法や固定方法など、詳細は以下の記事で紹介しております。

かかった時間と費用

かかった時間

作業時間はトータルでおおよそ21時間かかりました。時間の内訳は以下のとおりです。

  • 天井板の加工:2時間
  • 天井板の塗装:6時間
  • 天井の木枠づくり:2時間
  • 天井板のビス留め:6時間
  • 天井ライトの取り付け配線:3時間
  • 天井板端部の見栄え改善:2時間

かかった費用

作業にかかった費用はおおよそ41,000円となりました。そのおおまかな内訳は以下のとおりです。

  • 羽目板:1,0000円
  • 水性ウレタンニス:3,000円
  • 塗装用品:2,000円
  • 両面テープ:1,000円
  • 木枠用木材:1,000円
  • 天井ライト:12,000円
  • 配線セット:5,000円
  • 調光器:4,000円
  • レザー:2,000円
  • クッション:1,000円相当分

まとめ

こちらの記事では、天井板張りに関する一連の作業についてざっと紹介をしました。

実際にやってみると一個一個の作業には様々な注意点やコツがあり奥深いので、ぜひ各トピックの関連記事をご確認いただきながら天井板張りの作業に挑戦していただければと思います。

【親記事はこちら】

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