こちらの記事では、キャンピングカー室内空間における横壁の防音・断熱施工について解説していきます。
下の写真のように、塗装した板を板張りをするところまで一気に紹介していきます。

チロル実際に作業にかかった時間や費用も紹介していきます!
この施工をすると車中泊の快適度合いがぐっと上がるので、特にこれからキャンピングカーを自作するという方にはぜひ参考にしていただければと思います。
作業手順
羽目板加工
横壁には羽目板を使用することで、きれいな仕上がりにすることが可能です。
羽目板とは木材を薄く板状にしたもので、壁や天井の仕上げに使用され、平坦な板を接ぎ合わせて連続して張ることができるため、天井張りに使用することで見た目が美しく仕上がり、高い断熱・防音効果も期待できます。
羽目板は必要な長さを測って、カットしていきましょう。


羽目板塗装
次に、加工した板を塗装していきます。
水性塗料を使用して複数回重ね塗りをしていくことで、板の表面にツヤが出てきれいな仕上がりにすることが可能です。


以下のような点に気をつけることで、塗装後の板をきれいな仕上がりにすることができます。
・塗装前にやすりがけを行う(素地の研磨には240番ぐらいのサンドペーパーを使用)
・塗装の際はハケで木目に沿って薄めに塗っていく(ローラーは使わない)
・塗料が乾燥したあとは400番ぐらい(場合によってはそれよりも細かい番手)のサンドペーパーで軽く撫でる程度の力で研磨する
ちなみに板の塗装についてはこちらの記事で詳しく紹介しておりますので、興味がある方はこちらも参考にしてみてください。


窓埋め
横壁を防音・断熱施工すると窓は完全に埋まるので、事前に窓埋め作業をしておきましょう。


基本的にはプラダンを貼って、その上に断熱アルミシートを貼り付ければ窓埋めは完了しますが、作業場の注意点なども含めた窓埋めの詳細は以下の記事をご確認ください。


土台づくり
横壁の土台となる板を、車体に打ち付けていきます。
羽目板はこの土台に取りつけるので、土台板の固定はしっかりとしておく必要があります。


下の写真のように、土台板は直接車体にビス留めしていきます。





はじめにドリルで貫通穴をあけてからビスを留めるとスムーズな作業が可能です。
横壁の上端は土台板だけだと羽目板をうまく取り付けられないため、このような追加の木材を取り付けて隙間を埋めていきます。


この木材が、下の写真のように車体と羽目板との間をきれいに埋めてくれます。


レザークッション取り付け
取り付けた横壁の見栄えをよくするために、レザークッションを取り付けます。
下の写真で丸囲みしている、横板の端にあたる部分です。


レザーは少し大きめに切って、カットしたクッションをスプレーのりで固定していきます。


レザーの端はウェザーストリップに挟みこんで固定し、もう一方の端は土台板にタッカーで打ち込んで固定します。




このとき、張りが出るようにレザーを引き延ばしながら固定するのがポイントです。


別の記事でレザークッションの取り付け方法について詳しく紹介しておりますので、興味があればこちらも参考にしてみてください。


断熱材入れ
窓埋めした部分に大きな空間ができるので、断熱材を入れていきます。


プラダンとアルミ断熱シートに加え、この断熱材を入れることでかなりの断熱効果を期待することができます。
羽目板取り付け
羽目板を土台板にビス留めしていきます。
車体に余計な傷をつけないよう、ビスの長さは羽目板と土台板の厚さを考慮して必要最低限のものを使用しましょう。


土台板は4本ありますが、実際にビスを打ち込んだのは端の2本だけでした。


理由は、土台板の曲率の違いによって、真ん中2本の土台板に関しては羽目板との間に浮きがあったためです。
そのため、真ん中2本の土台板にはクッションゴムを貼り付けて羽目板と干渉をさせて、羽目板に張りが出るように工夫をしました。
作業にかかった時間と費用
かかった時間
作業時間はトータルでおおよそ19時間かかりました。時間の内訳は以下のとおりです。
【時間内訳】
・羽目板加工:2時間
・羽目板塗装:4時間
・窓埋め:5時間
・土台づくり:2時間
・レザークッション取り付け:3時間
・断熱材入れ:1時間
・羽目板取り付け:2時間
かかった費用
作業にかかった費用はおおよそ40,000円となりました。そのおおまかな内訳は以下のとおりです。
【費用内訳】
・羽目板:10,000円
・その他木材:2,000円
・塗料:5,000円
・紙やすり:1,000円
・両面テープ:1,000円
・プラダン:3,000円
・アルミ断熱シート:3,000円
・スプレーのり:2,000円
・防水テープ:1,000円
・断熱マット:2,000円相当分
・クッション:2,000円
・レザー:5,000円
まとめ
本記事では、横壁取り付けによる断熱・防音施工について紹介をしました。
作業工程が多く、そこそこ時間のかかってしまう作業ではありますが、作業完了後の見栄えと車中泊の快適さはまったく違うものとなります。
作業の難易度はさほど高くないので、興味がある方はぜひ挑戦してみてください。



本記事が、キャンピングカーDIYに興味がある人にとって少しでも有益になれば嬉しいです。
