こちらの記事では、キャンピングカー仕様車(1ナンバー、4ナンバー)のユーザー車検について解説をしていきます。
私自身、4ナンバーのまま日産キャラバンをキャンピングカー仕様にしているのですが、キャンピングカー仕様車の車検に関する情報が少なく、車検前には勝手がわからず不安な気持ちでいました。
しかし実際に自分でユーザー車検を受けてみると、思っていたよりも簡単でトータル1時間程度で車検を終えることができました。
実体験をもとに、事前準備から当日の流れまでユーザー車検を攻略するための情報をまとめましたので、同じような境遇の方がいたらぜひ本記事を見て不安を解消していただければと思います。
チロルこの記事は以下のような方におすすめ!
・ユーザー車検に興味がある
・これから初めてユーザー車検を受ける
・キャンピングカーを自作している
ユーザー車検とは
普通の車検となにが違う?
通常、車検はディーラーや整備工場などでお願いをすることが多いと思います。
車を預けてしばらく時間が経ったら取りに行く、というのがいわゆる普通の車検のイメージだと思います。
一方、ユーザー車検では自分で車を運輸支局に持っていき、自分で書類を用意して、自分の運転で検査コースを通過していき一連の検査を受けるといった流れになります。
なぜユーザー車検を受ける必要があるのか
キャンピングカーを自作した場合、基本的には自分でユーザー車検を受けることになります。
なぜなら、キャンピングカー仕様に変更している場合は大抵車検を請け負ってもらえないためです。
自作キャンピングカーの場合、
・車両重量の変化
・全長・全幅・全高の変化
・難燃性素材の不使用
・乗車定員の変化
など、請負側にとって不透明なリスクがあり、継続車検では通らない可能性があるためです。
車検を通すまでの流れ
車検を通すまでの流れは以下のようになります。
・車検予約
・必要書類の用意
・その他の事前準備
・車検当日
各項目について、順に紹介していきます。
車検予約
まずはユーザー車検の予約をしましょう。
ユーザー車検の予約は自動車検査インターネット予約システムから行うことができます。
【予約の流れ】
1.アカウント登録
2.検査の種類・車種選択
3.検査場所の選択
4.日時の選択
5.車両情報入力
なお、予約は検査日の19日前から可能となります。
ユーザー車検は当日飛び込みでいくと受験できない可能性が高いため、事前に予約をしておく必要があります。
基本的には予約サイトにアクセスをして手順に従って入力をしていくだけなのでとても簡単です。
以下の記事では実際に予約システムの画面を使って説明していますので、興味がある方はこちらもご確認ください。


必要書類の用意
車検当日に向けて、各種書類の準備が必要になります。
必要な書類は以下の通りです。
・車検証
・継続検査申請書
・自動車検査票
・自動車重量税納付書
・点検整備記録簿
・自賠責保険証明書
・自動車税納税証明書
・難燃証明書
必要書類は数が多く大変に見えますが、法定12ヶ月点検の際に併せて取得できる書類などもあり、要領がわかってさえいれば効率的に書類を準備することができます。
各書類の内容や入手方法などは以下の記事で詳しくまとめていますので、興味がある方はこちらを参照ください。


その他の事前準備
車検の予約や必要書類の用意の他に、車検の前には以下の準備をしておく必要があります。
・法定12ヶ月点検
・セパレートバーの設置確認
・ホイールカバー外し
・発炎筒の確認
・最大積載量ステッカーの確認
・積荷降ろし
この事前準備がしっかりしていれば車検に落ちるリスクを大幅に減らすことができますので、車検を受ける前には必ず確認するようにしましょう。
なお、事前準備に関する各項目については以下の記事で詳しく紹介していますので、詳細に興味がある方はこちらも参考にしてみてください。


車検当日の流れ
はじめてのユーザー車検だと当日は不安になるかと思いますが、車検の流れを事前に理解しておくと安心して車検に臨むことができます。
実際に私がユーザー車検を受けた際のタイムスケジュールを参考に載せておきます。
・9:20 出発
・9:50 テスター屋で予備検査
・10:00 運輸支局到着
・10:10 書類記入
・10:15 印紙購入
・10:20 検査ラインに並ぶ
・10:30 外観・車内検査
・10:40 検査一式
・10:50 窓口に書類提出
・11:00 車検証受取(車検完了)
テスター屋での検査から新しい車検証受取りまで、トータル1時間程度で完了することができました。
ちなみにテスター屋では、以下のように車検と同様の各種試験を受けることができます。
実際に検査をして、問題がある場合はその場で部品の調整をしてもらえます。
・サイドスリップ検査
・ブレーキ・スピードメーター検査
・ライトの光軸検査
・排気ガス検査
運輸支局では、不安なところがあれば窓口や検査員の方に聞くとその都度丁寧に教えてくれるので、それほど心配する必要はありません。
特に検査ラインにおいては、検査員の方にユーザー車検を受けるのが初めてだと伝えると、そのあとの一連の検査の補助をしてくれるので心配はいりません。
以下の記事では当日すべきことを詳しく解説していますので、当日の流れについてもっと詳しく知りたい方はこちらを参考にしてみてください。


かかった費用
車検関連費用として合計50,170円かかりました。その内訳は以下の通りです。
【費用内訳】
・法定12ヶ月点検:11,000円
・テスター光軸調整:1,320円
・重量税印紙代:22,800円
・検査登録印紙代:2,200円
・自賠責保険:12,850円
なお、こちらの費用は日産キャラバンE25の4ナンバー車両においてかかった費用となりますので、車格が異なる場合は費用が若干前後することと思います。
車検の注意点
今回ユーザー車検を受けるにあたっていくつか注意すべき点がありました。
これから受験する方の参考になると思うので、備忘録的に以下に記載しておきます。
現金の用意が必要
上記のかかった費用のうち、重量税印紙と検査登録印紙は当日窓口にて現金購入することになりますので、その分の現金の用意が必要です。
また当日に自賠責保険を購入される方は、その分のお金もプラスして用意していく必要がありますのでご注意ください。



当日になって手元に現金がないと焦るので、事前に用意するようにしましょう。
車によって必要な金額は変わるので一概には言えませんが、ざっくり5万円ほど現金で用意しておくと安心して当日を迎えられると思います。
構造変更がある場合は管轄の運輸支局へ
構造変更が必要となった場合、管轄の運輸支局にいく必要があります。
継続車検であれば全国どこの運輸支局でも車検を受けることが可能ですが、万が一構造変更が必要になってしまった場合に備えて、自信がない方ははじめから管轄の運輸支局で継続検査を申し込んでおくのが無難です。
管轄区域については「くるなび」というサイトでわかりやすく紹介されていましたので、自分の車両の管轄がわからない場合はこちらを参考にしてみてください。
なお、自作キャンピングカーでは以下のような要因で構造変更となる可能性があります。
・マックスファンの取り付け
・フレーム式ソーラーパネルの取り付け
・エアコン室外機のバックドアへの取り付け
・乗車定員数の変更
・車両重量の変更 etc.
特に、車の全長や全高が変わってしまうような改造は要注意です。
私自身も、4ナンバーキャラバンのキャンピングカー仕様化にあたって+50kgを超える重量オーバーの懸念があったので、事前に運輸支局に確認をし以下のような回答をいただきました。
「明らかな構造変更がない場合は継続検査で申し込みをしてください。もし最大積載量に変更が発生するほど車両重量の増減が大きいような場合には当日の検査で指摘があるので、指摘があった場合は一旦検査レーンを外れて窓口で構造変更の手続きを行ってください。手続きが完了したあと改めて検査レーンに並んで受けていただき問題がなければ車検は完了となります。」



私は継続車検で申し込み、無事に継続車検で通すことができました。
まとめ
本記事では、ユーザー車検の攻略法について紹介しました。
はじめての方にとっては難しく感じるユーザー車検ですが、事前に必要な準備や当日の流れを把握し、いくつかの注意点さえ押さえていれば以外と簡単に、費用も安く済ませることが可能です。
車検当日も、検査員の方たちが丁寧にサポートしてくださるので、本記事でユーザー車検について予習したうえで安心して車検に臨んでいただければと思います。



本記事が、ユーザー車検に興味がある人にとって少しでも有益になれば嬉しいです。
