ユーザー車検 事前準備

車検

こちらの記事では、ユーザー車検前に事前にしておくべき準備を取り上げ紹介していきます。

一発で自作キャンピングカーの車検を通せなかったなんて話もよく聞きますが、そうならないためにも事前準備をしっかりしていきましょう。

ユーザー車検予約

まずはユーザー車検の予約をしましょう。

予約方法はこちらのページを参考にしてください。予約サイトにアクセスをして手順に従って入力をしていくだけなのでとても簡単です。予約に際しての注意点についてもこちらで紹介していますのでぜひ参照してみてください。

法定12ヶ月点検

車には1年に1回の保安検査が義務付けられているので、必ず車検前に法定12ヶ月点検を受けておきましょう。というのも、法定12ヶ月点検を車検の前に受けておくと以下のようなメリットがあるためです。

  • 車検に必要な点検整備記録簿が手に入る
  • ランプ切れなど車検不合格になってしまうような要因を事前に潰しこむことができる
  • 自賠責保険を事前に購入することができる

各メリットについて説明していきます。

車検当日に提出が必要な書類の一つに点検整備記録簿があるのですが、12ヶ月点検を受けるともれなく点検整備記録簿を作成・記入してもらえます。各パーツに異常がないか、タイヤの溝が何mm残っているかなどの点検内容が記載された記録簿となります。事前に点検を受けておくことで、自分で点検整備記録簿を作成しておく必要がなくなります

また、もしランプが切れていたりなにか車に不具合があった場合には点検の際に併せて修理(程度がひどい場合は後日対応となるとは思いますが)してもらえるので、車検で不合格になる要因を事前に潰し込んでおくことができます。もし車検当日の検査レーンでランプ切れなどの不具合が発覚した場合、整備工場やディーラーに持ち込んで不具合箇所を修理したのち、改めて検査レーンに並び直す必要が出てしまうので、必ず事前に検査を受けておくようにしましょう。

整備工場やディーラーなどでは自賠責保険も取り扱っていますので、点検と併せて事前に自賠責保険に加入しておくことでユーザー車検当日の負担を減らすことができます。なお、事前に自賠責保険に加入していない場合、陸運局で当日購入することができます。

各種書類の準備

車検当日に向けて、車検の申請書だけでなく難燃性証明書などの準備も必要になります。必要書類については以下の記事で詳しくまとめていますのでこちらを参照ください。

セパレートバー戻し

セパレートバーとは乗員と荷室を区切る備え付けのこのバーのことです。

実はこのバー、ついていないと100%車検不合格になってしまいます。(※代替品でも可)

というのも、積載車は荷物を運ぶ役割が想定されているため、万が一事故があった場合に積荷から乗員を守る目的でこのようなバーが設定されているので、車検の際にこれがないと不安全だということで必ず落ちてしまいます。

キャンピングカーを自作するとこのバーがどうしても邪魔で取り外すこともあると思いますが、車検の際には必ず忘れずにつけ直すようにしておきましょう。このことが原因で車検に不合格となる自作キャンピングカーも結構多いそうですので気をつけましょう。

ホイールカバー外し

車検時にホイールナットの締め付け確認検査を行うので、事前にホイールカバーを外していきましょう。

なお、ホンダ車のようにホイールカバーをつけたままでもホイールナットが露出していて締め付けが確認できるような場合にはホイールカバーを外す必要はないそうです。

発炎筒の確認

発炎筒が備え付けられているか、また使用期限が切れていないかを確認しましょう。もし発炎筒がない場合は車検に通らなくなってしまうので必ず用意するようにしましょう。発炎筒の有効期限が切れていてもそれが原因で車検に落ちることはありませんが、万が一のときのためにきちんと有効期限内の発炎筒を車内に常備するようにしましょう。

最大積載量ステッカー貼り付け

最大積載量ステッカーの貼り忘れも自作キャンピングカーの場合、不合格の原因となるので注意が必要です。

キャンピングカーを自作するとやはり外観も塗装がしたくなって、塗装の際に邪魔になるエンブレムやステッカー類を剥がしてそのままにしているケースがあると思います。エンブレムは無くても問題がないのですが、最大積載量ステッカーは車検に必須なので注意が必要です。私の場合も塗装の際にステッカーをはがしてそのままにしていたので、車検前に新しく最大積載量ステッカーを購入して貼り付けておきました。

Amazonなどにもふつうに売っているので、車検証を見て自分の車両の最大積載量を確認し、対応するステッカーを購入して車検前に貼っておきましょう。ちなみにマグネット式なども売っていますが、マグネット式の場合は車検に通らないそうなのでご注意を。(マグネットだとふとした拍子に落ちてしまうからでしょうか。)

ちなみに参考までに、私が購入したステッカーはこちらです。

・Amazon「最大積載量 1250kg UVカットラミネート (ステッカー, パターン3)」

積荷降ろし

車体に固定されていない荷物は車検前に降ろしておきましょう。いざ車検を受けて積荷の指摘を受けた際に、その場でささっと降ろせるものであれば許容してもらえるかもしれませんが、基本的に置き場はなく一度家に帰って荷物を置いてくるよう指示されるそうなので注意しましょう。

ちなみに私の場合、こちらの写真にように、床にビスで固定しているベッドフレームはそのままで、普段その上に置いているシートや下に置いている荷物は降ろしていきました。左奥に見えるボックスの中にあらゆる配線をしているのですが、その中の電子機器類(サブバッテリー、走行充電器、インバーター等)はそのままで、冷蔵庫もそのまま床置きしていても特に指摘はありませんでした。ただし、検査員にもよるとの噂もあるので、もし指摘があった場合はその判断に従って対応するようにしましょう。

(事前に陸運局に電話で相談をし、「おそらくそのままの状態(以下の写真)でも大丈夫だけど、指摘があったときだけコース脇に降ろすようにしてください」という回答をいただいたので積載したまま車検に臨みました)

まとめ

本記事ではユーザー車検前にすべき事前準備について紹介をしました。この事前準備がしっかりしていれば車検に落ちるリスクを大幅に減らすことができますのでぜひ参考にしてみてください。また、ユーザー車検全体については以下の記事で紹介しておりますのでぜひそちらを参考にしてみてください。

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