こちらの記事ではソーラーパネルをキャンピングカーのルーフに取り付ける際に必要となるボルト締結用の穴あけ工程について紹介をしていきます。どこにどのような穴をあけるべきか、実際の作業時の写真を交えながら紹介していきたいと思いますのでぜひ参考にしてみてください。
穴あけ位置決め
まずは穴をあける位置を検討していきます。
ソーラーパネルにはハトメ穴があるので、四隅にあるハトメ穴をボルト締結に使用するのがいいと思います。

そこで、実際に取り付けたい位置にソーラーパネルを仮置きし、ハトメ穴の位置にあわせて穴あけ用のマークをしておきましょう。ここであけた穴を基準にしてソーラーパネルはルーフに取り付くので、位置に間違いがないように注意してマークをしましょう。

なお、本記事では以下のソーラーパネルを例に工程を説明していきます。ハトメ穴の位置や大きさなどはご自身のソーラーパネルに合わせて適宜読み替えてください。
穴あけ
先ほどマークをしたところに合わせてドリルで穴あけをしていきます。
穴をあけると車内に金属片が落ちてしまうので、下図のようにドーナツ型の磁石を置いてその中心で穴あけをするようにしました。実際に穴をあけると磁石の内側に金属片がかなりついていたので、車内へ金属片が落ちることをだいぶ防ぐことができました。

はじめは細いドリルで穴をあけ、そのあとはステップドリルを使用して穴サイズを拡大していきました。その際にも磁石を使用しました。

穴のサイズ
ソーラーパネルのハトメ穴の直径は6mmなので、ばらつきなども考慮にいれてM5ボルトを使ってボルト締結するのが適当と考えました。
そこで、ルーフにあける穴はM5かしめナットが入る大きさにする必要があります。穴のサイズは下図のようにかしめナットの胴の部分がスポッとはまって、かつ、かさの部分が引っかかって落ちないような大きさがちょうどいい大きさとなります。

今回、私は以下の商品に付属されているM5かしめナットを使用したのですが、だいたい7mmくらいの穴をあけるときれいにはまりました。ステップドリルで少しずつ穴を拡大しながら実際にかしめナットをあてがいつつ大きさを調整するのがいいと思います。
やすりと錆止め
穴をあけた後そのままにしていると錆びていってしまうので、穴のやすりがけと錆止めを行いました。
錆止めにはマーカーを使用し、縁をなぞるように塗っておきました。

以上で、かしめナットを取り付ける前の準備は完了です。
まとめ
こちらの記事ではルーフへの穴あけ作業について紹介をしました。穴の取り付け位置や大きさ、作業時の注意点などまとめてありますので、実際に作業をされる際には参考にしていただければと思います。