【ソーラーパネル】バンのルーフから車室内へのケーブル配線方法解説

つくり方

こちらの記事ではソーラーパネルのケーブル配線をルーフから車室内へと引き込む方法について紹介していきます。

車室内に引き込む際の注意点や、具体的な配線作業方法について写真や図をを交えて紹介していきます。

キャンピングカーへのソーラーパネル設置を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

延長ケーブルの取り付け

まずはソーラーパネルに延長ケーブルを接続していきます。
(ソーラーパネルにもともとついているケーブルは下の写真のように非常に短いので、延長ケーブルをつけないと車室内へと引き込むことはできません)

ソーラーパネルの発電量(最大ソーラー充電電流)や車室内でのケーブル取り回しを考えて適切な太さや長さの延長ケーブルを選択するようにしましょう。

ちなみに今回私は以下の延長ケーブルとソーラーパネルの組み合わせを使用しました。

発電力から考えるとケーブルの径はもう少し細くても問題はなかったのですが、細い径のもので端末がMC4でかつちょうどいい長さがなかったのでこちらの製品を使用することにしました。

ケーブルをルーフに固定

延長ケーブルをソーラーパネルに取り付けてそのままだと走行中にケーブルが暴れてしまうのでルーフの上でも固定が必要となります。

強力な両面テープ付きのケーブルクリップを使用して、下の写真のようにケーブルを固定しておきました。

ケーブル配線1:ルーフからリアライトへ

リアゲートの横を通して下へと配線していきます。

このときケーブルがきれいにウェザーストリップ(黒色のゴム部品)の根本を通っていれば、特に固定せずともケーブルは自然と収まりよくリアゲート横でフィットして動かなくなります。

この流れでリアライトに向けて配線をのばしていくのですが、そのままだとケーブルが通れる空間はないので、リアライトのケース(グレーの部品)の角をケーブルの太さに合わせてカットします。カットしたあとの表面はやすりで滑らかにしておきましょう。

これでリアライトの内側にケーブルを通すことができました。

ケーブル配線2:リアライトから車室内へ

リアライトの内側に通したケーブルを車室内へと引き込んでいきます。

その際、もともとライト部品のケーブルが通してあるグロメット(赤丸で囲んだ部品)を利用して、ソーラーパネルのケーブルも一緒に通していきます

もしケーブルを通しづらい場合は、必要最小限でグロメットの穴を拡大してケーブルを通すようにしましょう。ただし、拡大しすぎると雨水が入ってきてしまうので注意しましょう。

ちなみに下の左図のようにそのまままっすぐ最短距離でケーブルを車室内に引き込んでしまうと雨水がケーブルを伝って車内に入ってきてしまうので、右図のように一度ケーブルを下に迂回させてから車内に引き込むようにしましょう。

こうすることで雨水が車内に入り込むリスクを減らすことができます。

ケーブル配線3:車室内から走行充電器へ

リアライトから引き込んだケーブルはこのように車内に出てきますので、これを走行充電器まで延ばして接続していきます。

なお、走行充電器との接続は丸型端子になるので、延長ケーブルの端(MC4)は必要に応じて切断して代わりに丸型端子をかしめて取り付けるようにしましょう。

ソーラーパネルのプラス配線とマイナス配線はそれぞれ下の図のように走行充電器に取り付けていきます。

実際に使用する走行充電器の説明書を見て、取り付け位置を確認するようにしましょう。(今回はレノジー製の走行充電器を例に紹介しております)

電源遮断スイッチ取り付け

バッテリーに十分に電気が貯まっていてソーラーパネルからの充電を切っておきたい場合、電源遮断スイッチアイソレータを活用することで簡単に充電のオンオフを切り替えることができます。

下の図のようにプラス配線の途中にアイソレータを取り付けておき、ソーラー充電を使用するときは「ON」に、使用しないときは「OFF」に切り替えるだけです。

これによりバッテリーの過充電のリスクや、電源まわりの作業をする際の危険を回避することができます。

まとめ

こちらの記事ではソーラーパネルの配線をルーフから車室内へと引き込む方法について紹介をしました。

ケーブルを車室内に引き込む方法はいくつかあるかと思いますが、本記事で紹介している方法はさほど難しくもなく安全にケーブルを取り回しすることが可能ですので実際に作業をされる際にはぜひ参考にしていただければと思います。

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