窓を埋める!【断熱・防音・見え防止】

作り方

この記事ではキャンピングカーの窓埋めを紹介していきます。

写真を交えて具体的な手順を紹介していきますのでぜひご覧ください。また作業に使用した商品は最後にまとめて紹介していますので興味がある方は併せてご確認ください。

窓埋めとは

窓埋め作業は、断熱・防音や外からの覗き見防止を目的として行う作業です。快適でプライバシーの確保された空間が必要になるキャンピングカーには必須の作業といえます。

また、窓埋め作業はキャンピングカー製作において序盤にやっておくべき作業となります。その理由としては以下のようなことが挙げられます。

  • 本格的な車内壁製作の前に完了しておく必要がある(壁を張ってしまうと物理的に窓にアクセスできなくなってしまうため)
  • 作業が車内で完結するためガレージなどの作業場が必要ない
  • 比較的簡単な作業なのでDIY初心者に向いている
  • 簡単だけど窓埋めの効果は結構大きくモチベーションアップにつながる

それでは続いて具体的な作業について紹介していきます。

窓の清掃

窓埋めをしてしまうと窓を内側から拭くことができなくなってしまいます。完成したあとにちょっとした汚れに気がついて後悔したりしないよう、まずはしっかりと窓の内側をきれいにしていきましょう。

窓枠の型取り

窓の清掃が終わったら窓枠の型をとっていきます。

窓埋めは黒のプラダンシートで行うのがおすすめです。プラダンは非常に軽いのですが層になっているので断熱や防音の効果がありますし、なにより貼り付けたあとは外から車内が全く見えない状態にすることができます。

そのプラダンを窓にぴったりのサイズにカットするための型をポリ袋を使って作っていきます。まずは窓に霧吹きで水を吹きかけていきます。そうすると、ポリ袋が窓ガラスに密着するので型を取りやすくなります。

密着したポリ袋に対して、このように窓枠の縁に沿って線を引いていくのがおすすめです。(少し見づらいですが紫色の油性ペンで線を引いています)

線を引いたら窓からポリ袋を取り外し、引いた線のところでカットをして窓枠の型は完成です。

プラダンのはめ込み

先ほど作成した型をプラダンに貼り付け、その型通りにプラダンをカットしていきます。

プラダンがカットできたら窓枠にはめる作業に移ります。

ここでポイントですが、プラダンは型よりもほんの少し大きめにカットするのがおすすめです。しっかりと断熱・防音していくためにも窓枠に対してプラダンがきつめにはまるくらいがいいので、カットしては窓にあてがって、余分な部分があったらカットしてもう一度あてがって、といったことを繰り返していきます。少し力をいれて押し込んだら窓枠にはまる、くらいのサイズ感がいいと思います。

本格的にプラダンをはめる前に窓に薄い両面テープを貼っておくとプラダンが窓に密着してきれいな見栄えになります。時間が経っても窓とプラダンの間に浮きが出るようなことも防げます。ここでは貼ったあとに外から目立たない薄い両面テープを使用するようにしましょう。

プラダンを窓枠にはめて両面テープともしっかりと接着をすることでプラダンのはめ込み作業は完了です。

断熱シートの貼り付け

続いてプラダンの上にアルミ断熱シートを貼っていきます。この作業によって断熱・防音効果をさらにレベルアップすることができます。

窓枠を少しはみ出るサイズ(各方向に対して3~5センチくらいはみ出す程度)にカットしたアルミ断熱シートの片側にスプレーのりでまんべんなくのり付けして貼り付けていきます。このとき、窓枠をしっかりと覆うように貼り付けましょう。のりの塗布面積が少ないと結構簡単に剥がれてしまうのでまんべんなくシートにのりを塗布することをおすすめします。

アルミ断熱シートはスプレーのりで完全に密着させることができていないと、日中気温が上がったときや車内に湿気が充満したときにプラダンからはがれてきてしまうことがあります。

はがれを防ぐために強力なテープでアルミ断熱シートのまわりを囲うように貼り付けていきます。普通のガムテープだと剥がれてしまうので、強力でかつ水に強いタイプのテープをおすすめします。このときアルミ断熱シートを完全密封するようにテープを貼ることによって、窓の内側に湿気による水滴が付着することを防ぐことができます。

完成!

上記の作業を施したあとに外から見てみると、プラダンで塞いだ窓は真っ黒になって中は全く見えない状態になりました。助手席の窓と後ろの窓の違いを比較してもらえばわかりやすいと思います。

この状態だと中で電気を点けていても明かりが透けたり隙間から漏れたりすることも全くありません

ちなみに、このあとの工程で車内両側に断熱材を敷き詰めて板を張って内壁をつくることで断熱・防音のレベルをいっそう上げることができます。今回はその前工程として必要になる窓埋めについて紹介しました。

今回使用した商品

今回の作業で使用した商品を以下に載せているのでよろしければ参考にしてみてください。

  • 3M 両面テープ 超強力 透明 素材用 幅12mm 長さ4m スコッチ STD-12 セミロング
  • 黒 プラダンシート
  • コニシ ボンド スプレーのりZ-3 ガス抜きキャップ 430ml
  • アルミ断熱シート
  • アサヒペン(Asahipen) パワーテープ 48mm×25m ブラック 602275
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