こちらの記事では、天井板の取り付けについて紹介したいと思います。一言に取り付けといっても、事前に板の加工や塗装といった作業が必要になりますし、実際に取り付ける際の注意点や天井を取り付ける際の見栄え向上の方法など多くのトピックがありますので、この記事では網羅的に紹介していきたいと思います。各項目には詳細記事も添付してありますので、興味があればそちらも併せて確認してみてください。
作業概要
もともと車両フレームがむき出しだった状態から、天井板を張りつけることで見た目が大きく変化しました。機能性を向上させるために天井ライトを取り付けたり、天井板後端の見栄えを向上するためにクッションレザーを取り付けるなど、天井板を張りながら並行していくつか作業を実施したのでそれらについても紹介をしていきたいと思います。

作業手順
天井板の加工
まずは天井板の加工を行います。
天井板には羽目板を使用することできれいな仕上がりにすることが可能です。羽目板は平坦な板を接ぎ合わせて連続して張ることができるため、見た目が美しく、断熱や防音効果も期待できます。

天井板の加工について詳細は以下の記事で紹介していますので、興味があればこちらも参考にしてみてください。
天井板の塗装
続いては、加工した板を塗装していきます。水性ニスを使用して複数回重ね塗りをしていくことで板の表面にツヤと光沢が出てきれいな仕上がりにすることが可能です。

きれいな仕上がりにするためにはいくつか重要なポイントがあるのですが細かい内容になってしまいますので、詳しい紹介は以下の記事でご確認いただければと思います。
天井の木枠づくり
車後ろ側の端部に目を向けてみると、リンフォース(天井左右にまたがる補強部品)がないため天井板の取り付く先がなく宙に浮いた状態となってしまいます。このままだと走行中に振動音が鳴ってしまいますし、最悪の場合この浮いている箇所を起点に天井板が破損してしまうことも考えられます。

そこで、リンフォースの代わりとなる天井板の土台を木枠でつくってあげる必要が出てきます。この木枠があることで天井板の端もビス留めすることができ、天井は頑丈な建付けで取り付けることができます。

具体的な木枠の製作方法は以下の記事で紹介しておりますので、興味があれば参照していただければと思います。
天井板のビス留め
天井板をビスで留めていくことで、板はガタツキもなくしっかりと天井に取り付いている状態になります。基本的には、ドリルで下穴をあけたあと天井板越しにビスをリンフォースに直接打ちつけて固定をしています。

ビスを車体に直打ちする際の注意点など、天井板のビス留め詳細は以下の記事で紹介しておりますので併せてご確認いただければと思います。
天井ライトの取り付け配線
天井板にライトを取り付けていきます。天井ライトは、6個を等間隔で取り付けると車内は明るすぎず暗すぎずちょうどいい明るさになります。

ライトの取り付け方や配線方法など詳細は以下の記事で紹介しております。
天井板端部の見栄え改善
天井板を取り付けてそのままにするとリアエンドの見栄えが悪くなってしまいます。そこで、リアエンドにクッション入りレザーを貼り付けることで見栄えを確保していきます。天井板が張りっぱなしの状態よりも、クッションレザーがあるとより丁寧な仕上がりになります。

クッション入りレザーの製作方法や固定方法など、詳細は以下の記事で紹介しております。
かかった時間と費用
かかった時間
作業時間はトータルでおおよそ17時間かかりました。時間の内訳は以下のとおりです。
- 天井板の加工:2時間
- 天井板の塗装:6時間
- 天井の木枠づくり:2時間
- 天井板のビス留め:4時間
- 天井ライトの取り付け配線:2時間
- 天井板端部の見栄え改善:1時間
かかった費用
作業にかかった費用はおおよそ31,000円となりました。そのおおまかな内訳は以下のとおりです。
- 水性ウレタンニス:3,000円
- 塗装用品:2,000円
- 両面テープ:1,000円
- 木枠用木材:1,000円
- 天井ライト:12,000円
- 配線セット:5,000円
- 調光器:4,000円
- レザー:2,000円
- クッション:1,000円相当分
まとめ
こちらの記事では、天井板張りについて紹介をしました。実際にやってみると一個一個の作業には様々な注意点やコツなどがあり奥深いので、ぜひ貼ってある関連記事を確認いただきながら天井板張りの作業に挑戦していただければと思います。
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