【エアコン】エアコンを分解してキャンピングカー仕様に

つくり方

こちらの記事ではエアコンをキャンピングカー仕様車に設置するにあたって多くの場合に必要となる室外機の分解工程について紹介をしていきます。

なぜ分解が必要か

エアコンを取り付けるとなったら室外機の設置が必要となるのですが、車のどこに室外機をどのように取り付けるか、というのが1つ大きなハードルとなります。

1つの案として、車両下のスペアタイヤを外してそこに室外機を設置するという方法があるのですが、限られたスペースしかないためその空間に室外機をそのまま取り付けるのは多くの場合難しく、室外機を分解し工夫して配置する必要が出てきます。

ちなみにもし室外機を分解せずに車下に無理やり取り付けた場合、スロープや段差を乗り越す場合などに地面と接触する可能性があり非常に危険です。特に高速走行時に急な凹凸面を通過した際に車体が上下に揺れるなどして、室外機が地面と接触したら大事故につながる可能性もあるので、スペースが限られている場合には室外機の分解が必須と言えます。

分解の手順

今回は私が実際に購入をして取り付けを行った以下のエアコンを例にして分解の工程を紹介したいと思います。どのエアコンでも基本的な構造はほとんど同じはずなので、他社製のエアコンについても同様に参考にしていただけると思います。

分解前の室外機

メーカーによると室外機の寸法は幅528mm x 高さ398mm x 奥行き198mmとのことですが、実際は一番出っ張っているファンの部分で奥行きを計測すると250mmほどあるので設置の際には注意が必要です。もしこのサイズ感のままで車外に設置できるスペースがない場合は分解の検討が必要になります。

ちなみに私は日産キャラバンe25系を所有しているのですが、スペアタイヤを外した箇所にそのまま室外機を取り付けることは不可能でした。(物理的には取り付けられるのですが、走行時の危険性を加味すると実質取り付けは不可能と判断しました)

ファンの取り外し

まずは一番外側に取り付いているファンを取り外します。4箇所ボルトを取り外すだけで赤いケースから簡単に外すことができます。ファンを取り外すとコンデンサーが見えてきます。

ファンとコンプレッサーも一箇所ケーブルがつながっているので外します。これで、ファンは完全に分離して取り外すことができます。

コンデンサーの取り外し

続いて、コンデンサーの取り外しに移ります。6箇所ネジを外して赤いケースの横板を取り外すと奥にコンプレッサーが見える状態になり、赤いケースからコンデンサーを取り外すことができます。

コンプレッサーとコンデンサーをつなぐネジ1箇所を緩めるとコンデンサーを取り外すことができます。

このときコンプレッサーのホースが下を向くと中の液体が出てくる可能性があるので、分解時はホースが常に上向きになるようにし、分解したあともホースが下向きにならないよう注意して保管しましょう。

コンプレッサーの取り外し

コンプレッサーの底に留まっているネジ4点を外すと、赤いケースからコンプレッサーを取り外すことができます。

最終的にこのような形でバラバラになりました。
これで室外機の分解作業は完了です。

まとめ

こちらの記事ではエアコンの分解作業について紹介をしました。分解作業時は逐一写真を撮るか動画を回すかして、どこでどのように部品同士が接続されていたか後で確認できるようにしておきましょう。

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