こちらの記事では、キャンピングカーには必需品とも言えるエアコンの室外機取付方法について紹介していきます。
エアコンは室内機と室外機がセットになってはじめて稼働させることができますが、その室外機を車のどこに設置するかは悩みどころとなります。
本記事では車の下への室外機取り付けに注目して、その取り付け方法や注意点など詳しく紹介していきたいと思います。
チロルこの記事は以下のような方におすすめ!
・キャンピングカーにエアコンの導入を検討している
・自力でのエアコン取り付け作業に興味がある
・具体的な取り付け方法がわからず困っている
ちなみにこちらで紹介する工程はすべて、車をジャッキアップせずに行うことができました。
室外機の取り付け状態
まずはじめに、室外機が車の下に取り付いた完成形について紹介します。
車の側面からみた室外機の取り付け状態は、下の写真のようになります。


室外機の取り付け状態を模式図で示すと、以下のようになります。
ここでは、各種フレーム部品を色付き線で記載しています。





この模式図を使って、この後の説明を進めていきます!
取り付け位置の検討
私は日産キャラバンE25系をキャンピングカー仕様にしているのですが、車の下のスペアタイヤが取り付けられていたスペースを室外機の取り付けに使用することにしました。


その他のバンタイプの車両も、スペアタイヤが車下に取り付けてあることが多いので、同様の取り付け方法が可能と思います。
参考までに、私の場合はスペアタイヤの代わりに以下の修理キットと電動ポンプを車に常備しています。
作業手順
それでは、ここから具体的な作業手順を紹介していきます。
室外機の分解
私が購入したエアコンの室外機は、およそ250x400x500のサイズがありました。
そのため、室外機をそのまま車下に取り付けることは、スペースの都合で難しいと判断しました。(仮に取り付けられたとしても、室外機が地面にぶつかる可能性があり非常に危険)


そこで、室外機を分解してパーツごとに適所に取り付けることを検討していきます。
パーツは分解すると、大きくコンプレッサー、コンデンサー、ファンの3つにわかれます。


作業は比較的簡単で、いくつか留め具を外すだけで分解することができます。
分解したパーツは、後の工程で車体へ固定していきます。
なお、分解工程の詳細は以下の記事で紹介しておりますので、興味がある方はこちらを参照してみてください。


取り付け土台製作
室外機の各パーツを車体に取り付けるにあたり、まずは取り付け土台(室外機パーツと車体の橋渡しとなる部品)を製作し、取り付けていく必要があります。



この取り付け土台に後ほど各種パーツを取り付けるため、非常に重要な工程です!
取り付け土台は、下の写真のハッチングしてある部品です。


土台フレームには、コの字形のアングルを使用します。


コの字形アングルを取り付けるために、車体側のフレームにはかしめナットを取り付けます。


かしめナットに対して、コの字アングルをボルトで固定をしたら取り付けは完了です。


コの字アングルの端は、下の写真のように曲げ加工をして取り付けることでより強固に車体へ固定することができます。


こちらで紹介した工程は以下の記事に詳しく記載されていますので、取り付けや加工など内容の詳細を知りたい方はこちらを併せて確認してみてください。


コンプレッサー懸架台製作
続いて、コンプレッサーを車体に固定するための懸架台を製作していきます。
下の模式図の赤丸で囲んだ部分を製作します。


実際の写真で見ると、コンプレッサー懸架台は下のハッチングで囲んでいる部分となります。





コンプレッサーはそれなりに重量があるので、走行時の振動や衝撃に耐えられる頑丈な懸架台を製作する必要があります。
L字アングルを組み合わせて、カゴのような形で囲むようにしてコンプレッサーを保持します。
アングル同士は、ボルト・ナットを使用して接合しています。


コンプレッサーは底面で4箇所ボルト締結されており、懸架台とがっちり固定されています。


さらにL字アングルの継ぎ目に三角ブラケットを取り付けることで、コンプレッサーの揺れ抑制や部品強度アップ(応力集中の緩和)を期待することができます。


コンプレッサー懸架台を、先に製作した土台のコの字アングルに固定することで、コンプレッサーの車体下への取り付けは完了です。


コンプレッサー懸架台製作の詳細や注意点などは以下の記事で紹介しておりますので、詳しい内容に興味がある方はこちらも参照してみてください。


ファン・コンデンサー懸架台製作
続いて、ファンとコンデンサーを車体に固定するための懸架台を製作していきます。
下の模式図の赤丸で囲んだ部分です。


実際の写真で見ると、ファン・コンデンサー懸架台は下のハッチングで囲んでいる部分となります。


分解していたファンとコンデンサーを取り付け穴位置が合うように重ね、コの字アングルとL字ブラケットを介して土台フレームに固定をしていきます。




少し細かいですが、下の写真のようにL字ブラケットの取り付けの際に、隙間をワッシャーなどで埋めることで左右取付位置のばらつきを吸収しています。


こちらの工程の詳細は以下の記事で紹介しておりますので、併せて参照いただければと思います。


室外機を車下に取り付ける際の注意点
室外機を取り付けるにあたって、注意点が大きく2つあります。
① フレーム類の高さは低く抑える
② 締結ボルトの緩み止めを行う
それぞれについて、詳細を説明していきます。
① フレーム類の高さは低く抑える
室外機を車下に取り付けるにあたって、もし大きく下に出っ張っていた場合、スロープや段差を乗り越したときなどに地面と接触する可能性があり非常に危険となります。
特に高速走行時に急な凹凸面を通過した際に車体が上下に揺れるなどして、室外機が地面と接触をしたら大事故につながる可能性もあります。
そのため、室外機は分解をして高さが抑えられるような部品配置を行い、かつできるだけ地面と室外機パーツやフレーム類との隙間を確保することが重要です。



本記事で紹介した部品配置であれば、地面と十分な隙間を確保できるので参考にしてみてください!
② 締結ボルトの緩み止めを行う
走行中は段差などで、振動や衝撃がフレームや室外機パーツに加わります。
安全な走行をするためにも、締結に使用するボルトには緩み防止のロックタイトを使用することをおすすめします。
まとめ
本記事では、キャンピングカーへのエアコン室外機取り付け方法について紹介しました。
コンパクトに室外機を取り付けることができれば、安全にかつ車の外観にも影響なく快適なエアコンありバンライフを送ることができます。
興味があれば、ぜひこちらの記事で紹介した方法を参考に挑戦してみてください。



本記事が、キャンピングカーDIYに興味がある人にとって少しでも有益になれば嬉しいです。
【親記事はこちら】


